キャッシング審査関連
キャッシング・カードローン利用ガイド、限度額増額の方法は?
まず、要点だけまとめます。
それぞれ、クリックで詳細に飛びます。
1.増額の基準
└1-1.半年以上利用している
└1-2.毎月遅れずに返済している
└1-3.収入証明書を提出している
└1-4.増額の理由を「無難に」答える
2.増額する方法
└2-1.自分から申し込む…会員ページから
└2-2.業者・銀行からの電話を待つ…半年か1年に1回くらい
3.他社で申し込みした方がいい?
└3-1.いいケース…その他社の方が「金利が安い」
└3-2.悪いケース…別に金利の差がない(増額の方が低金利に)
1.増額の基準
1.半年以上利用している
絶対というわけではないですが、95%以上のケースで「半年以上」経っています。
半年でなく「1年経ってから」という人も。
実際、筆者のプロミスの場合は、ちょうど1年後に増額の電話が来ました。
ちなみに「10万→16万」です(笑)。
利用開始時大学生だったことと、卒業後も貧乏なフリーターだったので…。
1-2.毎月遅れずに返済している
「遅れずに」というのは超重要です。
「毎月少額でもいいので」、とにかく遅れないことが大事。
- 「半年間、毎月1万円。トータルで6万円返した人」
- 「半年間、トータルで10万円。でも、遅延が1回あった人」
だと、(1)が信用されます。
(2)は「20万」だったら、まだ信用されるかも知れませんが…。
1-3.収入証明書を提出している
これは「出した方が有利」というだけで、出さなくても増額の電話は来ます。
筆者のプロミスの例もそれでした。
(金額が小さすぎるので、そもそも必要なかったかも知れませんが…)
特に「自分から増額を申し出」する場合、収入証明書が必須です。
1-4.増額の理由を「無難に」答える
「他の借金を返すため」と言ってはダメです。
よく言ってしまうのが、例えば「自動車ローンの返済に…」というもの。
絶対落ちるというわけではありませんが、印象は悪いです。
「生活資金の足しに…」とか無難なことを言っておきましょう。
2.増額する方法
2-1.自分から申し込む…会員ページから
消費者金融、銀行、クレジットカードのいずれでも、大抵は会員ページから申し込み可能。
「限度額の変更」のようなメニューがあり、ここから「小さくする」ことも「大きくする」こともできます。
もちろん「大きくする」のは業者&銀行次第。
これもその業者&銀行によるのですが、そのままワンタッチで「限度額が変更されました」となることもあれば、審査が必要な場合もあります。
(大抵は必要です)
「ワンタッチでOK」のケースは、「もともとの限度額が低すぎた」場合。
「あなたの年収にしては、低い」ということですね。
その場合、業者&銀行側で「この人は、ここまでワンタッチでOK」という上限んが設定済み。
その範囲内であれば、簡単に画面上で変更できるわけです。
2-2.業者・銀行からの電話を待つ…半年か1年に1回くらい
長く利用していると、必ず来る連絡。
「増額できますが、いかがなさいますか?」と、かわいいお姉さんの声で聞かれます。
増額すると、現時点で借りている金額の利率が、安くなることも。
この辺のルールは業者によって違います。
- 「最大借入限度額」によって利率が決まる業者
- 「実際に借りている金額」によって利率が決まる業者
…があるからです。
調べた限り、ほとんどは(2)なので、(1)は「そういう業者もあるかも」くらいに思ってください。
ちなみに、電話連絡なしで「勝手に増額されている」こともあります。
筆者のJCBカードは、30万から始まり、50万、80万と、ある日突然増えていました。
(見つけた時は、何となく嬉しかったですね。笑)
3.他社で申し込みした方がいい?
3-1.いいケース…その他社の方が「金利が安い」
これは当然です。
といっても、「消費者金融同士」だったら変わりません。
たとえば「SMBCモビット→アイフル」のようなケースですね。
消費者金融の金利は「みんなほぼ同じ」なので、変化は限りなくゼロです。
変わるのは「消費者金融→銀行カードローン」のケース。
銀行の利率は、消費者金融より「約4%」安いので、乗り換える価値があります。
*ちなみに、審査や最短即日融資は消費者金融の方が簡単なので、多くの方が最初は消費者金融を利用します。
3-2.悪いケース…別に金利の差がない(増額の方が低金利に)
金利の差がない場合「今の所で続ける」方が得です。理由は、
- 返済実績があって、信用されている
- 同じ会社でたくさん借りた方が、金利が安くなる
…というもの。(2)については、「おまとめローン(計画返済支援のための融資)」のメリットとして、知っている方も多いでしょう。
キャッシングというのは「1ヶ所からすればするほど」、金利が下がるのです。
普通の商品でいう「まとめ買い割引」ですね。
「他の会社で新たに借りる」場合、「あなたの借入総額が、分散された状態」に。
そうなると、「A社でも高い金利、B社でも高い金利」を払うハメになるのです。
なので、金利差がないなら「同じ会社で増額」した方がいいわけですね。
人間は基本的に「同じ仕事や人と、長く付き合う方がいい」のです。
4.まとめ『借りすぎは良くないが、増額はとてもいいこと』
日本人は借金に暗いイメージを持っているので、
「増額されても、何とも思わない」
「というか、キャッシングのカード自体、早く破棄すべき」
…と思う方もいるかも知れません。
もちろん、こういう価値観も堅実でいいと思います。
しかし、アメリカ人の発想は真逆です。
彼らはクレジットカードの返済実績を、社会的ステータスとして誇りにしています。
たとえば、ケンタッキーの創業者のカーネル・サンダース。
彼は一時期、事業用資金を「目が飛び出るような」高利貸から借りていた時代があります。
(KFCジャパンの公式サイトの伝記で読めます)
みんな大反対したのに、彼は平然と借り、平然と返済し続けました。
「私も儲かったし、高利貸も非常に儲かった」と、嬉々として振り返っています。
(あまりの図太さに、ウケ狙いでないのに思わず笑ってしまいました)
ここまで「大物」になる必要はありませんが、日本人はもっとお金に関して、ダイナミックに考えてもいいでしょう。
「堅実」も大事ですが、「ドカンと一気に数億稼ぐ」という人生には、必ず賭けが必要なのです。