キャッシング体験談
キャッシング・カードローン利用金利の基礎知識、銀行系のおすすめ
簡単にいうと、おおよそ上限金利の場合
- 消費者金融系…年率18%
- 銀行系…年率14.5%
…です。「銀行系の方が断然安い」です。
■年率って何?
たとえば『10万円』を『1ヶ月』借りた場合、こうなります。
- 年率18%…約1500円の利子
- 年率14.5%…約1200円の利子
借入金額が50万ならこの5倍、100万なら10倍…という単純計算で、大体OKです。
(厳密には「利子は利子を呼ぶ」ので、増えれば増えるほど、これより高くなります)
以下、上のまとめによくある質問です。
よくあるQ&A
・要するに、消費者金融は高いの?
高いです。クレジットカードは約15%なので、クレカよりも高いです。
・何で、存在してるの?
銀行カードローンや、クレジットカードよりも申し込みやすいからです。
・何で申し込みやすい?
高い金利を取れば、一部の人が返済不能になっても大丈夫。
そのため、審査がスムーズなのです。
・真面目に返済した人が損じゃん
そうでもないです。大事な支払いに遅れて信用を失うより、消費者金融を使ってでも信用を維持する方が得です。要は、
「最初からピンチにならずに済んだら、それがベスト」
「しかし、ピンチの時ほど、ありがたいのは消費者金融」
ということです。
以下、さらに詳しい説明の目次です。
【目次】
1.金利(実質年率)の一覧
└1-1.消費者金融系
└1-2.銀行系
└1-3.消費者金融の金利は「30日間無利息」で差がつく
2.金利はどういう条件で変わる?
└2-1.安くなるケース(1)『借入金額を増やした』
└2-2.安くなるケース(2)『銀行で他のローンも申し込んだ』
└2-3.高くなるケース『返済に遅れた』
3.まとめ 『1万円を1ヶ月で150円』と覚えておくと、わかりやすい
1.金利(実質年率)の一覧
ほとんどの人の借り入れの場合「高い金利」が適用されます。
(借入金額が小さいので)
1-1.消費者金融系
消費者金融 | 高い金利 | 安い金利 |
プロミス | 17.8% | 4.5% |
アイフル | 18.0% | 4.5% |
レイク(新生銀行) | 18.0% | 4.5% |
アコム | 18.0% | 4.7% |
SMBCモビット | 18.0% | 3.0% |
ノーローン | 18.0% | 4.9% |
消費者金融系は、ほとんど差がないことがわかります。
差がつくのは「30日間無利息」があるかどうかですが、詳しくは後述します。
1-2.銀行系
銀行名 | 高い金利 | 安い金利 |
往信SBIネット銀行 | 7.99% | 1.99% |
みずほ銀行 | 14.0% | 4.0% |
三井住友銀行 | 14.5% | 4.0% |
楽天銀行 | 14.5% | 1.9% |
三菱UFJ銀行 | 14.6% | 1.8% |
じぶん銀行 | 17.5% | 3.9% |
オリックス銀行 | 17.8% | 3.0% |
*往信SBIは「プレミアムコース」の場合
銀行系は見ての通り、かなりの差があります。
(往信SBIのプレミアムの審査は、お金に困っている方の場合、多分通りませんが、参考までに載せています)
じぶん銀行やオリックス銀行は、「安い金利」はかなり安いのですが、「高い金利」は、消費者金融並ですね。
(必ずしも、銀行は全部安い…とは限らないわけです)
1-3.消費者金融の金利は「30日間無利息」で差がつく
先の表の通り、消費者金融の金利差はほとんどありません。
差がつくのは「30日間無利息」があるかないか、です。
■「30日間無利息」が可能なキャッシングサービス一覧
- プロミス
- アコム
- レイク(新生銀行)
…です。いずれも「限度額いっぱいまで」無利息でOKです。
(その人個人の限度額です)
「ノーローン」という会社で「1週間無利息」というのもあります。
しかし、1週間だと、別に無利息でもそれほどの差はつきません。
差がつくとしたら「30日」ということで、ここでは「30日」のみを紹介しています。
(これも、長期間借りるなら徐々に差は埋まっていくのですが…。)
2.金利はどういう条件で変わる?
2-1.安くなるケース(1)『借入金額を増やした』
消費者金融でも銀行でも「借りれば借りるほど」低金利に。
それは当然です。普通の商品でいう「まとめ買い」と同じですから。
■「利子は利子を呼ぶ」ので、数字ほどは安くならない
低金利になると言っても、あくまで「利率」が下がるだけ。
借入金額が多ければ、『利率』は低くでも『利子』は多くなります。
そして、その大きい利子」が「追加された状態」で利率を掛け算するわけです。
…と計算すると「利率が下がっても、やはり沢山借りるのは危険」ということがわかります。
2-2.安くなるケース(2)『銀行で他のローンも申し込んだ』
銀行は、通常のカードローンの他にも「用途を限定したカードローン」も多数提供。
例えば「学資ローン」「自動車ローン」「住宅ローン」などです。
これらのローンも使っている人は、銀行にとって大事なお得意様。
そのため、カードローンの金利も安くしてくれる場合があります。
あるいは、カードローンではなく「学資ローンなどの方を」安くすることも。
どちらかというと、そのパターンの方が多いようですが、このような「他のローンの影響」もあります。
2-3.高くなるケース『返済に遅れた』
遅れると「遅延利率」が適用されます。
これは消費者金融も銀行も共通で「20%」。
楽天銀行、オリックス銀行など「19.9%」の所もありますが、実質20%のようなものです。
■遅延利率は「遅れた日数のみ」適用される
遅延利率は、その1ヶ月分まるまる適用されるわけではありません。
3日遅れたら「3日だけ、これで計算する」ということ。
なので、たとえば10日遅れても「遅延損害金30円」とか、そのくらいです。
(借入金額によりますが)
そのように金額自体は大したことありません。
怖いのは「遅延の履歴が残る」こと。
これは軽度の「ブラック」な履歴なので、今後の新規のキャッシングの審査、クレジットカードの審査などで不利になる可能性があります。
(遅延のレベルによります)
とにかく、不利になるのは間違いないので、遅延損害金がたとえわずかでも、絶対遅れないようにしましょう。
(かく言う筆者は、キャッシングでもクレジットカードでも、遅れまくった人間ですが…。楽天VISAなど、強制解約になったくらいです。笑)
3.まとめ 『1万円を1ヶ月で150円』と覚えておくと、わかりやすい
筆者は色んな業者・銀行・クレカで借り入れをしてきました。
その経験からいうと「1万円を1ヶ月借りる」場合、
- 利率18%…150円の利子
- 利率15%…120円の利子
…で大体合っています。
(冒頭で書いた「10万円」の場合の「÷10」です)
もちろん厳密には違うのですが、「じゃあ、厳密な数字って何よ」と言われると、誰も出せないのです。
(何度も書いていますが、利子が利子を呼ぶので、計算は毎日変動するのです)
だから、こうやって思い切り大雑把にして、「すぐに暗算できる」ようにした方がいいんですね。
こうすれば、たとえば「5万円繰り上げ返済した」時、
「150円×5だから、750円分利息が減った!」
…と、正確な数字で喜べるわけです。
そして、来月「750円分楽になっている自分」を、リアルにイメトレできます。
(たとえば「スタバのラベンダーティーを2回飲める」とか)
イメトレがリアルになればなるほど、成果は現実になるもの。
「計算を簡単にする」ことには、そういうメリットもあるのです。