銀行系カードローン基礎
サラリーマン・OLのためのカードローン審査通過の基準
サラリーマン・OLでカードローンの審査に申し込みやすい条件―。これはたくさんありんじゃが、特に重要な条件をまとめて紹介するぜよ!
これらに当てはまるということは、カードローンの審査で有利なだけではありません。
クレジットカードや住宅ローン、各種分割払いの審査でも有利ですし、何より経済的に安定しているということで、本人の生活も快適なはずです。
審査に通るため、というより「自分の生活の経済的なスコアを知りたい」という感覚でも、チェックしていただけたらと思います。
【目次】
1.これまでのキャッシング歴(個人信用情報)について
1-1.「たくさん借りて、遅れずに返済している」
1-2.より安心できる業者から借り入れている
1-3.限度額いっぱいまで借りたことが、あまりない
1-4.カードを紛失したことがない(クレカもローンも)
2.まとめ「一つの職場に長く勤務すると、カードローンの審査では有利だが…」
1.これまでのキャッシング歴(個人信用情報)について
1-1.「たくさん借りて、遅れずに返済している」
カードローンの審査などお金の世界では、実は「借金したことがない」というのは、むしろマイナス評価です。
これは、野球でいうなら「エラーしたことがない。代わりに、試合に出たこともない」というのと同じだからです。
「試合にたくさん出ている。そしてエラーしていない」というのが大事なのは言うまでもないんですね。
それと同じで「借りたことがない」より「借りまくって、遅延なく返済している」という方が信用されるのです。
遅延については、個人信用情報では「61日以上遅れないと記録されない」と言われていますが、実際には記録されるようです。
その延滞した金額や、回数、頻度、遅れる時の連絡の有無…。
これらの条件を総合的に判断して「悪質」と判断されたら、少ない日数でも遅延として記録されるんですね。
とにかくこういうものも含めてすべての遅延の記録がないこと。
まして自己破産や任意整理などの債務整理の記録がないこと。
こういう条件を満たしている人は、サラリーマン・OLの人の中でも、特に審査に通りやすくなります。
1-2.より安心できる業者から借り入れている
たとえば、消費者金融の中には「独自審査」という業者があります。
個人信用情報に頼らず、独自の基準で審査するので、審査が甘いという業者ですね。
ヤミ金というほどではないのですし、合法です。
ただ、こういう業者からの借り入れの記録は、マイナスになる…という説もあります。
これについては逆の説もあり「そういう高金利の業者でも遅れずに完済できたのだから、もっと低金利の所では、さらに審査が有利になる」という主張もあります。
どちらが正しいかはわかりません。
新たに審査する業者・銀行の判断や方針にもよるでしょう。
ただ、統計的には、そういう独自審査などの業者に手を出す人は、どこかのタイミングで破産する可能性が高いです。
少なくとも「銀行以外から借りたことがありません」という人より、確実に破産の確率が高いです。
(これは、私が強調しなくても、何となく普段の感覚でわかると思います)
ということで、過去のキャッシング歴でも、大手の消費者金融か、できれば銀行カードローンだけから借りている…というのが一番いいんですね。
それでなおかつ、たくさん借りて、たくさん返済しているというのが、理想的なクレジットヒストリーです。
1-3.限度額いっぱいまで借りたことが、あまりない
これはキャッシングの知識がある方でも、あまり知らないことです。
(これもやはり賛否両論ありますが)
限度額いっぱいまで借りる人というのは、当然破産の確率が高いです。
その時は完済できたけど、今後はどうかわかりません。
そもそも、それだけ使うという時点で、その人は「金遣いが荒い」ということがわかります。
荒くない人だったら、収入の範囲内で買い物するはずだからです。
(事業の投資にしても、そもそも自営業というのは、キャッシング審査では信用されない職業の代表です。悲しいことに)
というわけで、限度額いっぱいまで借りたことがあるというのは、大きなマイナスではないのですが「少しマイナス」なんですね。
じゃあ、どのくらいまで借りるのがいいかというと「2~3割」です。
「1割しか借りない」というのは、逆にあまりよくないです。
というのは、カードローン会社やクレジット会社にとって、利益にならないからです。
カードを管理するコストばかりかかって、その分を回収させてくれない=あまりいいお客じゃない、ということです。
なので、2割か3割、常に安定して使ってくれるお客さんが一番いいんですね。
余談ですが、クレジットカードは2年程度まったく利用がないと、強制解約されます。
私もJCBのカードを1枚、それで強制解約されました。
1-4.カードを紛失したことがない(クレカもローンも)
これもあまり知られていませんが、「カードの紛失」というのは、軽い事故情報なのです。
(個人信用情報にどこまで記録されるかは、わかりませんが…)
クレジット会社によってルールが違いますが、「紛失して他人に使われた分は、無効にする」という会社も結構あります。
しかし、これはクレジット会社にとって当然負担ですよね。
確信犯的にやっている可能性もありますし、こういうトラブルはカード会社としてもまったく回避したいものです。
なので、カードを紛失する人というのは「そういうリスクを会社にもたらす」ということで、危険人物なのです。
危険人物とまで言うと言い過ぎですが、「カードを紛失しない人」の方が、信用されるのはわかりますよね。
実際、カードをよく無くす人というのは、財布もよく落とすのです。
なので、大抵お金もないんですね。
落とすだけでなく、性格的に抜けているので、金銭感覚もルーズです。
(主に私のことですが)
という意味でもカードを紛失しない人の方が、よりカードローン会社から信用されるのです。
サラリーマン・OLの人でもそれは同じです。
2.まとめ「一つの職場に長く勤務すると、カードローンの審査では有利だが…」
ここまで書いた通り、サラリーマン・OLの人の場合、一つの会社に長く勤務する…というのはプラス評価になります。
キャッシング審査だけでなく、転職市場などでもこれが評価されるのが、今の日本でしょう。
しかし、キャッシング審査的にはそれで良くても、人間的にはどうなのだろう、という気はしています。
実は日本人が「常識」と思っていることの多くが「まだ1世代しか経っていない慣習」ということが、よくあります。
下の記事が多くの人にシェアされていますが、これを読むと、日本人の今の常識が、いかに当てにならないものかわかります。
■理想と思われる生活はたった1世代の常識
http://matome.naver.jp/odai/2134698720672680901
特にお金や借金に関することで言えば、「終身雇用なんてタダのギャグ」「住宅ローン組んでマイホーム建てる前に、経済誌でも読んだ方がいい」という指摘が、かなり痛烈です。
私自身も住宅ローンにはまったく否定的ですが、親は住宅ローンで家を建てたし、結婚した姉も同じです。
こうしてお金や借金に関する世間の常識を疑うと、家族など、周りの常識人とも価値観が合わなくなってしまうので、難しいなと思っています。
ただ、日本人の価値観に染まらない場所で生活していると、出費は驚くほど減ります。
これは特に新興国(途上国)で日本人と群れずに生活している人は、みんな実感していることでしょう。
(年金とか保険料とか、住民税を取られないというのも大きいです)
…という風に、ここではサラリーマン・OLの方がキャッシング審査に通るよう「一つの会社に長く勤務する」ということをおすすめしましたが、人生全体で見れば、これからの時代、そればかりが正しいわけではない、ということも強調しておきたいです。