キャッシングのお得情報
借入額と適用金利の話。限度額に応じて金利も低くなる
たくさん借りると、金利は下がります。
「まとめ買い割引」と同じ原理です。
ただ「金利が下がるくらい借りる」のは危険なことも。
たくさん借りれば、低い利率でも利子は多くなります。
何より、元金自体が多ければ、それを返すのも当然大変。
というわけで「たくさん借りる」のはおすすめしません。
「一般的なレベル」で抑えておきましょう。
一般的なレベルの場合、適用金利は下の通りです。
- 消費者金融系…実質年率18%(1万円を1ヶ月借りて、150円の利子)
- 銀行系、クレジットカード…実質年率15%(上の条件で、120円の利子)
数字はそれぞれ「約」ですが、この計算でほぼOKです。
【目次】
1.限度額ごとの適用金利
└1-1.三菱UFJ銀行
└1-2.みずほ銀行
└1-3.三井住友銀行
└1-4.消費者金融系は非公表
2.消費者金融系は非公表
└2-1.何によって限度額が決まるのか?
└2-2.100万円までは大体「実質年率18%」
1.限度額ごとの適用金利
1-1.三菱UFJ銀行
利用限度額 | 金利(年率) |
500万円以下400万円超 | 年1.8%~年6.1% |
400万円以下300万円超 | 年6.1%~年7.6% |
300万円以下200万円超 | 年7.6%~年10.6% |
200万円以下100万円超 | 年10.6%~年13.6% |
100万円以下10万円以上 | 年13.6%~年14.6% |
一番人気の三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」。
人気の理由は「知名度」と「審査のしやすさ」。
土曜日・日曜日・祝日でも審査OKの銀行カードローンは、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」を含め、わずかしかありません。
1-2.みずほ銀行
利用限度額 | 金利(年率) |
10万円以上~100万円未満 | 14.0% |
100万円以上~200万円未満 | 12.0% |
200万円以上~300万円未満 | 9.0% |
300万円以上~400万円未満 | 7.0% |
400万円以上~500万円未満 | 6.0% |
500万円以上~600万円未満 | 5.0% |
600万円以上~800万円未満 | 4.5% |
800万円以上~1000万円以下 | 4.0% |
三菱UFJ銀行についで人気が高い、みずほ銀行のカードローン。
三菱UFJ銀行では500万円までの限度額しか公表されていませんが、みずほ銀行では1000万円までわかっています。
このレベルまで借りる方はめったにいないでしょうが、普通の方でも参考になります。
■『業界最低金利』という文句に騙されないように
みずほ銀行のことではないですが、一部の銀行で、こういう「1000万円レベルの金利」だけを取り上げて「業界最低金利!」とアピールしているサイトがあります。
もちろん、銀行自体がやっているわけではなく、アフィリエイターの方など業者さんのサイトですが、こういう情報で混乱しないようにしましょう。
たしかに「業界最低」ですが、1000万円レベルの金利など、私たちには関係ないのです。
一番大事なのは「10万円~50万円」、次が「50万~100万円」で、このレベルだけ見るようにしましょう。
*ちなみに、これ以上借りている方は要注意です。
住宅ローンなどと違い、カードローンですから。
できるだけ早く完済しましょう。
1-3.三井住友銀行
利用限度額 | 金利(率) |
100万円以下 | 12.0%~14.5% |
100万円超~200万円 | 10.0%~12.0% |
200万円超~2300万円 | 8.0%~10.0% |
300万円超~2400万円 | 7.0%~8.0% |
400万円超~2500万円 | 6.0%~7.0% |
500万円超~2600万円 | 5.0%~6.0% |
600万円超~2700万円 | 4.5%~5.0% |
700万円超~2800万円 | 4.0%~4.5% |
三菱UFJ銀行、みずほと並ぶメガバンクである、三井住友銀行。
ここの金利設定は、正直微妙です。
というのは、一番重要な「100万円以下」が「12.0%~14.5%」と、ボカされているため。
利用者が知りたいのは「1万円~50万円」の時と「50万円~100万円」の場合の金利。
みずほ銀行も全部「100万円以下」で括っていますが、金利が1種類なのでわかりやすいです。
しかし、三井住友は幅があるので「安いのか高いのか、わからない」という状態。
普段から三井住友を使っている方ならここでいいでしょうが、そうでないなら、はっきりわかっているみずほ銀行か、三菱UFJ銀行をおすすめします。
2.消費者金融系は非公表
銀行カードローンは「限度額ごとの金利」が詳しくわかります。
しかし、アコム・プロミスなどの「消費者金融系」はわかりません。
2-1.何によって限度額が決まるのか?
彼らは「限度額だけ」では決めないのです。
「これまでの返済実績、年収、職業」などの諸条件によって、適用金利を決めるスタイル。
つまり、「消費者金融の審査は二度ある」のです。
「融資するかどうか」をまず決め、さらに「金利をどうするか」も審査で決まるんですね。
2-2.100万円までは大体「実質年率18%」
諸条件で変わるものの、大体は「実質年率18%」。
冒頭に書いたように「1万円を1ヶ月借りて、約150円の利子」です。
「100万円まで」というのは、筆者のこれまでの経験や、データから考えたものです。
みずほ銀行が「100万円まで同じ金利」ということは、多くの消費者金融系業者も「100万円までは金利を変えない」スタイルでやっている可能性が高いです。
(金利を下げても、特に彼らにとってメリットはないからです。事務も煩雑になります)
そのため、消費者金融でも100万円以上借りる方でなければ「金利が下がることは、基本ない」と考えておいた方がいいでしょう。
(そして、当然ですが100万以上借りることはおすすめしません)
3.まとめ『金利が下がっても、メリットは何もない』
借入を増やさず、「単純に金利だけが下がる」なら、確かにメリットがあります。
しかし、「借入を増やして、金利が下がった」場合、メリットはありません。
借入が多ければ、当然利子も多くなります。
そして、利子の計算というのは「昨日までの利子を追加した状態」で、利率を掛け算します。
単純に、最初の元金に掛けるわけではないのです。
つまり、「利率が下がった!」と喜んでいても、「昨日までの利子」が大きく追加されたら、「利率が下がった分など、消えるくらい」、金利が高くなるのです。
「利子は利子を呼ぶ」というのは、借金の鉄則。
私たちの考えるべきことは「限度額ごとの金利」などではなく、「いかに早く借入をゼロにするか」。
それだけなのです。
それだけなのです。